Tokyo based funk/soul group,Q.A.S.B.'s Official Blog

2016年6月24日金曜日

「渋谷の家」といえば

ども、サックスのUzoこと、きたのゆうぞうです!

ブログになにかこうかなー、と思ってたんですが、たまにはよく遊びに行っているところでも書こうかなぁと思いまして、今回は一部の方に「渋谷の家」として親しまれているところのお話を。。。

「GALLERY&BAR COCOON」

少し小さめのDJバーとでも言うんでしょうか、おもしろいDJイベントやライブをたくさんやってて、結構良い感じのところです!
イベントの話をすると個人の趣味による偏りが出てしまうのでそれは置いておいて。。。

毎月数回「bistro SHIDAXXXX」というイベントをやっておるのですが、店長のシダックスさんが料理をふるまうという、そんな日なんですよ。あ、ふるまうってただじゃないですけど!

これが、ホントにおいしくてびっくりしますよ!普段お酒ばっかり作り回ってて、ホントにこの人料理できんのかな・・・と思う人もいるはず!そのギャップもまた面白い(^^;

料理目当てに、DJや楽器奏者やそのお客さんなんかが集まってきて、普段のクラブとはちょっと違った雰囲気で、時には真面目な話したりなんかもして、たまにそういうのも楽しいですよねぇ。

渋谷の宇田川あたりにお出かけの際は、立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

ちなみに、こんな料理がふるまわれています!

「ささみと梅ナンプラーソースの生春巻き」
梅肉ベースのソースにナンプラーがうまみとコクを添える。
皮がモチモチ、野菜シャキシャキでうまい。

「エイヒレ」
あまり他店で見かけない、非常に肉厚なエイヒレ。
これだけでビール何杯も行けちゃう。

「蒸し鶏と水菜のゆず香る冷製パスタ」
さわやかな柑橘系の酸味と幾重にも重なったような
うまみのある和風ソースがやみつきになるほどうまい!


ここにのせてるのはほんの一部!そして、メニューは毎回変わると思うので要チェックですよ(゜o゜;
ぜひ足を運んで食べてみてください!

それでは!


Next Live Information

"Soul Garden vol.11"
Date : 2016.07.31 (sun.)
Place : Club Bar Family (Shibuya)
Open : 17:00 (Close : 23:00)
Special Guest DJ : RYUHEI THE MAN (universounds)
Guest DJ : Sho HIrano (Wiliam Break)
Live : Q.A.S.B.

Entrance : \2,000
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2016年6月7日火曜日

Kob Goes To Bollywood

ベース担当のKobです。
前回MASAさんがシネフィルなエントリーを書いたので、自分も映画ネタにしますw
といっても観る映画の傾向は違うわけで、内容はガラッと変わります。

ここ半年ほどですが、自分の中でインド映画がブームになっています(今回のタイトルの中にある”Bollywood”というのはインド映画業界のことをHollywoodになぞらえて付けられた俗称です)。皆さんが「インド映画」という言葉で連想されるのは、おそらく、きっと、たぶん、十中八九、「ムトゥ 踊るマハラジャ」に代表される半ミュージカル的側面でしょうね。実際、知人にインド映画の話をすると大概、あの大人数で歌って踊るのが好きなの?と評されるわけです。過去の自分のイメージも同様だったわけですが、とある一つの作品との出会いからそれは払拭されていきます。

2015−16の年末年始のテレビ。なんか映画でも観ようかしらと番組表を眺めていると見覚えのあるタイトルが目に入りました。

「きっと、うまくいく」

これ、とあるスポーツ選手が【大好きな映画】としてリストアップしてたのをうっすら記憶していたからで、元からこのタイトルに興味津々だったわけではありません。それが最終的にBDまで買ってしまうほど好きになってしまうわけですから、何が縁になるのかわかりませんよね。詳しくは本編かネタバレサイトでも見て頂ければと思うわけですが、インドの理系大学生たちのお話で、現在のインドが抱える社会的問題点も浮き彫りにしつつ、軽妙かつ泣かせる進行で3時間があっという間でした。

この映画をスタートに、某民放BS局でインド映画3連発をやってくれちゃうもんだから、全部録って観てしまいました。それ以降も、近年のインド映画を何本か観ています。

「命ある限り」
「タイガー~伝説のスパイ」
「スタンリーのお弁当箱」
「めぐり逢わせのお弁当」(またお弁当w)
「マダム・イン・ニューヨーク」(これ本当に素晴らしかった)
などなど

それでわかったのは「インド映画は歌って踊ってるだけじゃないw」ってことと、「なんかわかんないけど、とってもいい!(語彙貧弱)」ってことです。

エロ表現無し(お国柄でしょうか)、多彩な人間模様、そしてそれを表現する演者さん達の高い演技力、かっこよさ、美しさ、そして適度に織り込まれる歌劇シーン(やっぱり)、明快で救いのあるストーリー展開惹き込まれる理由は数多あります。大衆娯楽として国内でかなり根強い人気を誇るインド映画は、3時間前後の長尺物が多く(途中で休憩が入ったりする)、お腹いっぱいになれるのも特徴かもしれません。

特に俳優の美しさ、格好良さには毎度毎度ハッとさせられます。まぁ、どの人も皆、かなーり濃い目だからなのかも知れませんが


自分は昨年からちょいちょい台湾中国語を学んでいるのですが、このブームが来て、「ああ、ヒンドゥー語にしておけばよかったかな」とも思ったりw と、インドの女優さんの濃厚風味の美しさに惹かれるも、今のイチオシは台湾の某女優さんなんですけどね。



はい!巷で無類のショートカット好きとして知られるKobさんですが、今回もブレてないでしょw

さてさて、6.12乃木坂まで一週間を切りました!
当日は素敵な短髪(じゃなくてもいい)女子からの声援を待ってます!

是非、曲間に「Kobさーん!」と叫んで下さいね!!

Next Live Information
"Q.A.S.B. meets kickin"

OPEN: 18:00  CLOSE: 23:00
PLACE: Club CUCTAS
ENTRANCE: ¥2,000
SPECIAL GUEST DJ: Daisuke Kuroda (kickin)
LIVE: Q.A.S.B.

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2016年6月2日木曜日

「いつも最後に見たルノアール作品が最高傑作だと思ってしまう」

そう言っていたのは映画評論家の山田宏一さん。

渋谷のユーロスペースの上の階にあるシネマヴェーラという映画館は、ヤクザ映画を特集したり、日活ロマンポルノをまとめて上映したり、かと思うとロシア映画祭をやったり、溝口健二や清水宏を特集したり、ヌーヴェルヴァーグ50年の歴史だとかやったりと、節操がないようで、シネフィルたちを唸らせるなかなか一癖も二癖もある映画館だ。

この映画館はそれほど通った記憶はなく、つい最近出来たばかりだと思っていたら、それでも今年が10周年というから意外に歴史がある。その10周年を記念していろんなジャンルの映画が上映されているの中で、先週たまたま ジャン・ルノアール監督の『フレンチ・カンカン』を見る。



ちょうど今から20年前の1996年に、今も京橋にある国立近代美術館フィルムセンターでルノアールの生誕100年を記念して(といってもルノアールの生誕は1984年)ほぼ全作品を上映していた。もちろん全てを見ることは不可能で、見れたのは5〜6本だったと記憶している。ルノアールはナチスドイツから逃れて渡米してしまうが、『ゲームの規則』とか『ピクニック』とかフランス時代の作品が印象に残っていて、まさに「いつも最後にみたルノアール作品が最高傑作」だという感覚を覚えている。

『フレンチ・カンカン』は渡米後、一時的に(実に15年ぶり)フランスに戻っていた時期に、モンマルトルのムーラン・ルージュの成り立ちを描いた作品。有名な作品なのに実は今まで見る機会に恵まれなかったので、これはチャンスと思い迷わず映画館に足を運んだが、やはり同じく「いつも最後にみたルノアール作品が最高傑作だ」と思ってしまった。

ルノアールの場合、いつもストーリーは単純明快で、前述の通り、この映画もパリ・モンマルトルのムーラン・ルージュを興したあるプロデューサー(敢えて、「興行主」とは言わない)のサクセス・ストーリーという単純なものだ。多くの映画解説がこの主人公のことを「興行主」と書いているが、我々はこの「興行主」という言葉の中になんとなく胡散臭さを感じてしまう。そう、なにか疾しいというか、タレントを商品の用に扱う金の亡者のようなイメージが定着しているような気がする。実のところ、この映画の主人公「興行主」は ”何でも屋” であって、あるときは ”雑用係” 、ある時は金策に走り、ある時はタレント(音楽家、ダンサー、衣装係など)のスカウトである。 しかし考えてみるに、プロデュースするということはそういうことだ。なんであっても細部にこだわり、時には人を傷つけてしまいながらも、自分のイメージした理想を実現させるのが、プロデュースであり、またそういう能力・人格が備わっている人が、名プロデューサーと言える。



この映画のラスト・シーンは、フレンチ・カンカンというダンス・ショーが延々と続く場面。このプロデューサーはショーを見ずに(最後は少し見るが)舞台裏でひたすら達成感を表する笑みを浮かべている。彼は見なくてもショーが成功していることはよくわかっている(オーケストラの指揮者が実際の演奏でやることはほとんどない というのと似ているかもしれない)。

私は映画の中のパーティー・シーン、例えば、フェデリコ・フェリーニ『8 1/2』レオス・カラックス『ボーイ・ミーツ・ガール』も好きだが、ダンスシーンも大好きだ。

中でも大傑作なのが、セルゲイ・エイゼンシュテイン『イワン雷帝』第二部 の終盤の宴会でのダンスシーン(ダンサーは全て男性)。
このスターリンを批判した映画にプロコフィエフが曲を提供しているが、このダンスシーンの鬼気迫る音楽も最高に
スリリングだ。これに対して、『フレンチ・カンカン』は、オッフェンバックなど軽妙なオーケストラ作品と相まって(もちろんダンサーは全て女性)、華やで微笑ましい。両映画のダンスは大変膝に負担をかける(方やコサックダンス、方や足を頭の高さまで上げるカンカン)だろうというのは余計なお世話か。

※  ※  ※

Next Live Information

"Q.A.S.B. meets kickin"

OPEN: 18:00  CLOSE: 23:00
PLACE: Club CUCTAS
ENTRANCE: ¥2,000
SPECIAL GUEST DJ: Daisuke Kuroda (kickin)
LIVE: Q.A.S.B.

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