履歴見ると、前回 Q.A.S.B. ブログを更新したのは3ヶ月以上前でした。
一応、順周りで更新しようということになっているんですが、メンバーも多いと「次は誰だったけ?」と毎回のように確認騒ぎが起きます(笑)。
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それはそうと、ヴォーカルが Amy A から a.yu.mi.に交代して新生 Q.A.S.B. としてライブも数回こなしてきて、今は新しい楽曲もぼちぼち出来つつあります。また後日アナウンスしますが、11月から12月にかけていくつかライブがあるので、本当の意味で新生 Q.A.S.B. の形がご披露できるかなと思ってますんで、ご期待ください!
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で、全く話は飛びますが、今回は クラシックとジャズの融合というベタな話です。
すぐに ジョージ・ガーシュインの名前が創始者あるいは完成者としてあがりますが、 フランスの作曲家 クロード・ドビュッシー やモーリス・ラヴェル 、ロシアの作曲家 ニコライ・メトネル、アレクサンドル・スクリャービン、ロディオン・シチェドリン などの曲の中にも ジャズから影響を受けた曲がいくつかあって、どういう意図を狙ったのか想像するとなかなか興味深いものがあります。
例えば、スクリャービンは1907年あたりからの曲はほとんどの小節のコードが "ドミナント・セブンス” になってしまい、いっこうに解決しない曲ばかりになっていきますが、(あくまでも個人的な見方ですが)和声的にジャズの影響を受けた結果なんじゃないか?
とか。
Scriabin Piano Sonata No.5 Op.53
コードといえば、ジョン・コルトレーンが発見したとされているコード進行、所謂 "コルトレーン・チェーン” (代表曲はもちろん ”ジャイアント・ステップ” )。
John Coltrane "Giant Steps"
このコード進行は実はラヴェルの有名な "夜のガスパール” の 第1曲 "オンディーヌ” ですでに使われていたりして(下記リンク 3:54 から 4:05 あたり)
"コルトレーン・チェーン" は実は "ラヴェル・チェーン" だったのか!"
とか。
Ravel "Ondine" de "Gaspard De La Nuit"
その後もいろいろな作曲家がクラシック音楽にジャズを取り入れたり、逆にジャズをクラシックに寄せてきたりといったとかあったと思うんですが、その中でもユニークなのがロシアの作曲家 ニコライ・カプスーチン。
ジャズのアドリブをあたかもそのまま記譜してしまったようなやり方で、たまたまなのか、意図してなのか 小節にコードが書かれていることは一切なく、一見するとクラシック楽曲の譜面そのまま。
Kapustin Prelude No.23 Op53-23
Kapustin Eight Concert Etudes No.1 Op.40-1
Kapustin Eight Concert Etudes No.3 "Toccatina" Op.40-3
Kapustin Prelude No.15 Op.53-15
ジャズにはいろんな教則本はありますが、自分もそうでしたが、やはり難しくて放り出したくなってしまいます。
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